男子向けマンガ、藤本タツキ『チェンソーマン』のおもしろいところを3点にまとめてみた

『チェンソーマン』、試しに1、2巻を読んでみたらかなりおもしろくて、立て続けに既刊の7巻まで一気に買って読んでしまいました。
噂は聞いていたけど、おもしろいな!!
そして、このおもしろさは男子向けのおもしろさだなと思ったので、3つの点にまとめて解説してみます。
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バイオレンス
基本、男子はアクションが好きです。まあ『チェンソーマン』はアクションを通り越してバイオレンスですけど、バイオレンスも好まれます。
作中のアクションシーンはかなりレベルが高い。そして、主人公はチェンソーなので、敵味方入り乱れて切り刻まれまくります。
そして、特筆すべきは、悪魔の造形ですね。味方も敵も基本的に悪魔なんですが、そのデザインが多様&かっこいい&きもちわるい。
かなり展開が早い作品なので、次から次へといろいろな悪魔が出てきます。アイデアの投入量すごいです。
セクシー
基本、男子はセクシーが好きです。さすがにジャンプという少年誌に連載されているので最終的なところまでは行きませんが、かなりフェティッシュな感じが出ています。
むしろそれがよいのかもしれません。
まあ、それでもジャンプにこれが載るのは大概ですけどね。
ちなみに、ボム(レゼ)ちゃんがかなりいいですね。
格好がセクシーで造形もかっこいい。かなり魅力的な戦い方をする。
そして、一連のストーリーとその性格も、いい。
6巻は神巻です。

キャラクター
基本、男子は頭空っぽな主人公が好きです。主人公のデンジくんはまさしくその主人公。悩まず自分の欲望に素直に突き進みます。そして、素直でいいヤツです。
このデンジくんのカラッとした性格が、この作品のある種の明るさを作っています。
主人公、かくあるべし。
女子向けではないなと思う理由の一つとして、いちおう人間関係も描かれるのですが、特にそれが育っていかない点ですね。
たぶん女子ウケするのは、それぞれの登場人物たちが一緒に時間を重ねることによって、様々な関係が移ろい変わり深まっていく展開が好まれるのだと思います。
この作品には、そういうのはほぼ無いですね。
ということで、男子的な好みを持っているなら、この『チェンソーマン』はかなり楽しめると思います。
ボムちゃんが活躍する6巻だけでもいいので、ぜひ手にとって見ていただければと思います!
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