おすすめマンガ:鶴淵けんじ『峠鬼』がすごい!
今回は、おすすめマンガの紹介です。
鶴淵けんじ『峠鬼』、既刊4巻、現在も連載中です。
試しに1巻を読んでみたら、そのまま4巻まで買い進めてしまいました!
時は倭の国の時代。
人々と神々は共存していて、神は人々の崇拝を力の源としてした。しかし、時代が進むにつれて人々の信仰心は薄れ始め、神々もその影響力を落とし始めていた。
そんな世界を、役小角とその一行がある目的の為に旅を続ける、というストーリー。
そんな『峠鬼』のおもしろいところ、3点をまとめてみました。
その1 神々の造形がかっこいい!
力を落としつつある神話時代の神々。しかし、それでもまだ大きな力を持っています。
そんな神々の造形がまず素晴らしい!
ちょっと往年のRPG『女神転生』も彷彿とさせますね。
話としては、役小角一行が旅する中で、その地域その地域の神々に会っていくという形なのですが、各地の神様がそれぞれ個性があって、その姿も独特でオリジナリティがあります。
その神様の姿を見るのが、1つ目の楽しみです。
その2 SF要素がすごい!
時代としては古代の日本なのですが、話のネタとしてサイエンスというか、SF要素が入ってくるところも、たいへんおもしろいです!
各地域の神様がそれぞれ神具を持っていて、それには能力が備わっているのですが、それが結構SF的な能力だったりします。
例えば、これはブラックホールです(笑)
こちらは、時空を超えられる輪っかです。
他にも、人や物をどんどん小さくできるデンデン太鼓が出てきて、主人公たちを原子よりさらに小さく、おそらくプランク長まで縮めて展開するお話もあったりします。
1話1話のネタとして、かなりおもしろいSF要素が出てくるので、それもたいへん楽しみな点です。
その3 キャラクター、ストーリーがおもしろい!
といっても、やはり物語のおもしろさはキャラクターとストーリー。
それも、この『峠鬼』はレベルが高いです!
役小角一行の実質主人公が妙(みよ)という女の子なんですが、元気で感情豊かなキャラクターです。
ちなみに、こちらが役小角一行。役小角(えんのおづの)、妙(みよ)、膳(ぜん)です。
ストーリーは詳しくは語りませんが、物語を推進するには十分な魅力をもったものです。ぜひ読んでみて、それは味わっていただければと思います!
なお、秘密ですが、少しお色気要素もありますよ。
グロ要素もあるけどね!
ということで、ざっくりですが『峠鬼』のおもしろさを紹介してみました。
たぶん、そのうちにブレイクしてアニメとかにもなるんじゃないかと思います。それだけのクオリティをもったマンガです!
ぜひ、お手にとって見ていただければと思います!
それでは、また!