羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)を観た!
ほうぼうで評判の中国アニメ映画です。
気になってたのですが、TBSラジオのアフター6ジャンクションで中国アニメ特集をやっていたのを聞いて、ついに観に行くことにしました。
まだ劇場でやっててよかった!
動きがよかった!
想像以上にアニメーションの動きがよかったです!
よいアニメーションを見ると身体が整う感覚があるのですが(自分だけ?)、この作品はまさに身体が整いました。
動きのメリハリの感覚が特に気持ちよかったかも。おそらく効果音の影響も大きいのではないかと思います。
あと、新鮮だったのは、壁などに瞬間的に穴をあける描写ですね。地下鉄のシーンや、終盤のビルでの戦闘シーンなど。これは気持ちいい表現でした。中盤の地下鉄のシーンは必見です。
そして、終盤のアクションシーンもかなり引き込まれました。
キャラクターがよかった!
また、キャラクターたちがすごくかわいいアニメ映画でした。
やはり主役のシャオヘイくんはむちゃくちゃ可愛い。ご飯を食べさせてあげたくなる可愛さです。素直に感情が表に現れるところもいいですね。
吹替版で観たんですが、シャオヘイくんの声がすごく『魔女の宅急便』のジジっぽいなあと思って聞いていました。しかし、最後のクレジット見るまでシャオヘイくんの声が花澤香菜とはわからず…。『夜は短し歩けよ乙女』すごい好きなのに。
ムゲンさんはめちゃ強ですね。戦闘シーンがずっと気持ちいい。あと、誰か言ってると思いますが、『千と千尋の神隠し』のハク様ポジションですよね。絶対意識してると思います。
館の人たちも個性豊かで、スピンオフでいろいろ作れそうな面々です。個人的には、ジト目のナタさんが好きです(笑)
世界観もよかった!
世界観もよかったですね!
中国本場の人が描く、中国の古典的風景みたいなのはやっぱりこんなんなんだと思いました。都会は全世界共通なんですけどね。
あと霊廟の概念、いいですよね。自分専用の一軒家。最高やん。
館のデザインもよかったです。やっぱりすごく『千と千尋』っぽかったけど、これも意識してるでしょうね。
観始めてからしばらくは、この世界のなかの妖精の設定がよく理解できずに少し戸惑いました。黒猫が主人公で『すみっコぐらし』的な世界かと思ったら、男の子になったよ?みたいな。
ただ、序盤を過ぎると、なんとなくこういう世界かと分かってきました。
ストーリーとしては、少し変わってるというか、中盤まではよくわからずシャオヘイくんがムゲンさんに連れられていく話が進んでいきます。
また、敵味方がよくわからない状態もある程度まで続きます。
もしかしたら、シャオヘイくん視点での全体の勢力図の不透明さを反映してる意図なのかもしれませんね。
というわけで、『羅小黒戦記』の感想でした。
観てよかった作品でした。
みなさんも、機会があれば観てみてください。そのうち配信でも観れるようになるでしょう!